世にも珍しいディナー

昨夜、24日(水)は、アラン・デュカスプロデュースの

ル・コントワール・ド・ブノアで、大東シェフと私のコラボの特別ナイト

ディナー「アート&ウィット」を実施しました。

 

昨夏は、「アート&ダイン」で、美術館をイメージしてやりましたが

今回は、あえて、食べにくいお料理ばかりを

爆笑しながら、四苦八苦していただくというものです。

もちろん、レクチャー付きです。

 

 

 

メニューは、皆さんに後で飾っていただけるように、

A4サイズにしています。

いい紙にカラーコピーですが、少しだけ、色を変えて

一筆手描きで、増やしてます。

前回から、シリーズになるようにしています。

 

 

     

 

 

 

アートカクテル

 

まず、色んなお味の氷に

 

 

スパークリングワインを注いでもらう。

この氷を食べたいが、まず食べにくいし、

飲むのにも唇にあたる。。。

と、早速、イライラしながら、飲む

 

 

 

 

 

ARTICHAUT! (アーティチョーク)

 

テーブルに最初からあり、飾っているもの

思わせておいて、このアーティチョークそのまんま

前菜

フランスでは、こうやって、一枚一枚はがして

少しドレッシングをつけて、しゃぶるというか

前歯でスライドさせていただきます

 

差し歯の人は、要注意

 

最後にシェフが、きれいにカットしていただき

中心部分の一番美味しい所をお皿に入れて下さいます。

 

 

 

 

 

Salade de LEGUMES assaisonnes d’une vinaigrette citronnes,

    tomate cerise oeaf de caille,olive vert

 

 ( 薄切りにした季節のサラダ。

  パルメザンのダンテル。プチトマト、うずらの玉子、

  グリーンオリーブ。媚びないつるつるマルマルに接近。)

 

 

 

 

 

 

つるつるしてるだけでなく、細長い掴みにくいものばかり

掴み方を山本支配人や浦上チーフソムリエに、各テーブルで

それぞれ教えてもらい、

フォークにからませたりする方法も教えてもらいます。

私は、ツルツルのうずらやミニトマトの押さえ方というか切り方は、

以前、教えていただいてるので、少しマスターしてきたと油断していたら

薄い人参を、早速テーブルに落としてしまう。。。

 

折角だし、オリーブ(種付き)まで、フォークとナイフで

食べたりして楽しむ。

 

 

 

 

COQUILLAGES ET CRUSTACES

    de nos cotes a la mariniere

   (甲類と甲殻類のマリエール。もちろん殻付き)

 

 

この貝は、全部、殻にひっついています。

外側から、ごしごしすると、めっちゃきれいに貝柱ごときれいに取れる。

2枚貝の引っ付いてる(中心)方向に向って、こするって

知ってました〜

海老のナイフとフォークの剥き方も、レクチャーしてもらい

楽しい〜〜〜。それにめっちゃ美味しいんですけど〜

 

 

 

Mielefeille vanilla(高いミルフューユ)野望と勇気、いざ 

 

 

       

                                トントントンと軽く何回か叩くように切る

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

さすがに4段は、無理か〜   こんなえらいことになってしまった人もいて爆笑してしまう

倒さなくても、フォークをそれぞれの段に横にさして、掴む。

 

 

 

最後は、アートは、ハートなカプチーノ

 

 

 

 

日本語メニューももちろんご用意。

 

うーん、ワインとか、実際の食べ方とか〜

すっかり写真、撮んのん忘れましたー

 

 

続けて今日もブノアで、ビジネスランチでしたが、19日にメニューが

変わったとこで、 美味しかったです。

それに、なんかものすっごく食べやすい気がしました〜わっはっは〜

 

 

 

 

 

 

三本締め勘違いしてません?

 前々回のブログ「芸舞妓の上方舞」で、

三本締めのことを書いた時に、私も知らなかったので

注釈をいれようか少し悩みましたが、スルーしてたら、

やはり博識のS社長から、

 

 

 

「タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン」は、

一本締めではなくて、三本締めですよ〜

 

 

とメールいただきました。が、しかーし、

 

 

一本締めは、

タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン」

 

三本締めは、

「タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン」

「タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン」

「タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン」

なのです〜

 

 

 

ちなみに、一本締めと勘違い?しやすい

 

一丁締めが、

「いよ〜お」「タン」

 

 

なのです。ていうか、私もそう思ってたし、そう思ってる方のほうが

多いのでは?と思うのですが〜〜いかがでしょう

 

 

実際、S社長いわく、

 

昔、大阪府知事だった時のノックさんが、何かのお祝いの席上、
中〆をされた際、
 
「それでは一本で〆させて戴きます。お手を拝借!いよ~っお、、、」とまでは
良かったんですが、皆さん「タン!」だけで終わったのに、
ノックさんだけが、「タタタンタタタン…」とやってしまい
会場大爆笑だったらしいです。
 
 
今、思うと、ノックさんが正しいのであって、
笑ってた会場のひとたちが、知らなかっただけ
 
下記の映像が、よくわかるので
よかったら、見てみて下さいませ。
 
ちなみに
「いよ〜お」は、「祝う」とよく聞きますが、
「タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン」で
タンが、9回と1回で、「」が、「」になり
丸くおさまるらしい。
 
あ〜〜〜めでたしや〜〜〜
 
 
http://myzo.yahoo.co.jp/watch?vid=493d1751b5541
 
 

 

 

 

産経新聞朝刊に載りました〜

 本日の産経新聞朝刊の載せていただきました

 

 

近々、カジノやユニバーサルスタジオシンガポール(USS)ができる

シンガポールのセントーサというところのお土産グッズのイラストを

描かせていただいてます。

 

 

「大阪版」なのですが、地域によって「泉州版」らしく

「せんしゅう版にせんしゅうさんの記事やん」と

面白いと電話があったり、30年ぶりの幼なじみからも

お電話がありました

 

 

 

 

 

5年ぶりにメールがあった女子からは、

「写真、もっと可愛いのん載せてもらったらよかったのに」とあり

爆笑してしまいました

 

 

 

 

 

 

 

 

芸舞妓の上方舞

 大阪難波の国立文楽劇場での貸し切り「上方花舞台」を

観に行ってきました

 

これは、終わった直後の写真。もっと盛りだくさん芸舞妓さんが

いたのだけど、写真を撮ってる無粋なひとはいない

 

 

 

  

 

 

一、京都祇園甲部の芸妓による「手打」。

現在、祇園町にしか残っていない珍しい芸能らしく、初めて観た

 

ものすごく年齢を重ねた芸妓も含めた20人くらいが

同じ衣装で、ずらりと一列になり、

手に紫檀(したん)の拍子木(「火の用心〜パンパン」と鳴らすようなもの)を

「ヨーアリャアリャ」と掛け声をかけながら打つ。

もともと、歌舞伎の顔見世に出演する役者の乗り込みを迎える手打式だったらしい。

めずらしや〜〜

 

 

 

ニ、紋付袴で正座して語る素狂言「九十九がみ」

人間国宝茂山千作さんが、演じる(語る)百歳に近い老女が

絶世の美男貴公子業平に恋焦がれ、息子がアレンジして

一夜を共にする話

オモロいのだが、舟を漕いでしまった

他にも漕いでる人が多かった。

 

 

 

三、長唄「二人椀久」

唄2人三味線2人の4人(無表情)なのだが、「ゴールドフィンガーズ」という

ユニットでもあるらしい。さすがにお見事で、拍手が沸きおこる。

 

江戸初期、御堂筋に住んでた豪商椀屋久右衛門(椀久)が、

新町(近くの花街)の傾城松山に深くなじみ、豪遊し過ぎたので

座敷牢に入れられたのだが、恋しさに発狂して死んだという実話の長唄。

 

唄の題名が、「キムタク」みたいなもので、笑える。

 

 

四、京都宮川町の舞妓&芸妓による上方舞

舞妓の群舞(20人くらい)で、華やか〜目出たく舞い納める。

「大阪締め」の手打ちを織り込んでいた。

 

「大阪締め」は、大阪の手打ち(手締めのこと)なんだけど

 

 
 
「打ーちまひょ」 パンパン
「もひとつせ」 パンパン
「祝うて三度」 パパン パン
「おめでとうございますー」パチパチパチ…(拍手)
 

 

とやります。

もちろん、一本締め

「いよ〜っお」 タンタンタン タンタンタン タンタンタン タン

「ありがとうございました」パチパチパチ(拍手)というのんが、一般的ですが

 

復活させようという動きがあり、芸能系、商売人系の集まりでは

大阪締めをやったりする機会があります。

 

勢いは、全くなく、なんか、まったりな拍子が抜けた感じで

中途半端な終わり方だと思う。

大阪での世界陸上でもやったようだが、「もひとつ」せ〜〜〜

残念ながら、これ以上の一般的な復活は無理かと思う。

 

 

今里新地(ディープ大阪)の芸妓さんが、音頭をとってやったりするけど

京都の舞妓さんが、やってるのは初めてみました。それも舞台で。

 

 

ちなみに、文楽劇場は、文楽の劇場です。

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

花街、芸舞妓のお化け

 京都の花街で、一年で一番華やかなのは、節分のお化け

 

 

舞妓さんや芸妓さんが、2〜3人のユニットとなって、

お茶屋やそのお部屋をまわって、その日だけの芸を

披露するのであ〜る。

フラメンコとか、白雪姫とかならいいけど、

お坊さんとか、え〜そんな格好するの〜という格好をして

楽しませてくれる

違う年齢や性になって厄落としする習わしなので、

ご立派なおじさまが、お化けで芸妓姿になってる写真を

見せてもらったこともある。

 

懐かしい小さなラジカセを自分たちで持ってまわって、自分で

ボタンを押してスタートするのだけど、音の悪い感じが、クラシック〜

 

 

 

     

 

 

マジメに「胡蝶」を舞ってはったっと思ったら、ABBAの

ダンシングクイーンに音楽が、変わって、靴を履いて

タップダンス〜

 

ばっちり、二人は合っていて(ジャンプもしてた)

これは、かなりハード。昨夜は、介の字張りだったらしい。

そらそうやわ〜

 

タップも上手い

 

 

   

 

 

そして、違うユニットは、海亀の絵を置いて、浦島太郎が出て来て、

三味線の音だけで舞を舞ってたかと思うと、竜宮城の姫が現われる

 

 

 

      

 

 

・・・と、また音楽が急に、ハワイアン〜にあり、フラを踊り出すのだ

なるほど〜、腰蓑つながりね〜と爆笑

 

 

 

     

 

 

 

    

 

 

「昨日は、浦島太郎役やったんで、気が楽やったんどすが、

今日は、朝から、気が気でなくて〜〜」と、

言うてはりました

2日しかしないのに、前日と、わざわざ変えてるらしい

 

 

この寿三婆も、おもしろくて、よくできていて

何やら、お目でたい〜〜

踊りの最中に、輪投げみたいなのをさせてくれたのだけど、

私が、投げたら、ちゃんとうまく全部、腕に入れてくれたりして

楽しい〜

 

 

 

 

途中で、AflaxのCMの曲になったり

EXILEの曲になって、ちょっと笑う〜

 

 

 

 

 

メイクは、ちゃんと顔師に描いてもらうらしい。

 

 

 

 

 

背中は、JALでっせ〜(といって、自ら見せてくれた)

 

 

 

 

 

 

千社札も、お化け用に特別に連名で作っていて

よく見たら、演目の図柄を入れてある。

 

 

 

 

 

 

そして、顔(ファンデーション)が、ピンクなので

鬼かなと思ってたら、金太郎

 

髭の部分もちゃんと描いていて、青い。

 

 

 

   

 

 

 

 

 

途中で、音楽がタンゴに変わって、豹変

 

 

 

 

タラッタッタンタンタン、ラララ〜、タラッタンタッラ〜

 

 

 

みんな、大体、焦っているし、ひ〜ふ〜言うている

それぞれ、一晩50座敷くらいをまわるらしく

節分と前日で、約100回くらい?、これをやるのであ〜る。

1晩、6時半くらいから、23時くらいまでに集中してやるのだし、

そら、疲れるわ〜〜〜〜